宇都宮市で外壁工事を行っている香川興業です!
前回は窯業サイディングについてご紹介しましたが、今回は金属サイディングについてご紹介します。
金属サイディングはガルバリウム鋼板やアルミニウムなど、金属板を加工した外壁材です。
ほかの外壁材と比べてとても軽く、窯業系サイディングと比べると、約4分の1から8分の1程度の重さになってます。
断熱性や耐震性、遮音性に優れており、耐用年数も窯業サイディングに比べるととても長い外壁材です。
◆メリット
〇断熱性が高い
金属は一般的に熱伝導率が高いイメージですが、金属サイディングは他の外壁材と比べて断熱材一体型となっており断熱効果に優れています。
窯業サイディングやALCと比べると約5倍~6倍ほど断熱効果が高く、リフォームにおいては外壁カバー工法を行うことで外壁に空気層を設けられ、断熱材だけではなく空気層による断熱効果も得られます。
〇遮音性が高い
金属サイディングは断熱材が一体型となっており、断熱だけではなく遮音性にも優れております。
さらにカバー工法(重ね張り)を行うことで外壁が多重構造となり、より遮音性が高まります。
〇耐用年数が長い
金属は一般的なイメージ通り強度が高く、給水や乾燥収縮、地震の揺れなどの影響を受けにくく、外壁の割れや破損が起こりにくいです。
また、凍害にも強く、寒冷地の建物に使用されることが多い壁材料となってます。
凍害とは外壁材の塗膜の経年劣化で外壁内部に雨水が入り込み、外壁材が水分を含み、その水分が凍結したら溶解したりを繰り返すことにより外壁材が破壊される現象で冬場になって凍結することで起こる被害です。
主に窯業サイディングで起こる現象です。
〇メンテンナンス頻度が低い
金属サイディングはフッ素塗料を焼付塗装で製造されており、塗膜の耐候性が高く色褪せにくい材料となっています。
また、コーキングが劣化しにくいのも特徴です。
金属サイディングにおけるコーキングは役物を取り付けると隠れてしまうため、紫外線や雨風などの影響を受けないのでコーキングは劣化しにくく、長年にわたり打ち替えを行う必要はありません。
〇リフォームの負担が少ない
外壁のリフォーム工事は解体作業が必要となります。
金属サイディングは構造上他の外壁に比べて簡単に解体でき、金属の処分費用は窯業サイディングに比べ安いです。
素材が金属であることからリサイクルが可能で、場合によってはお金になることもありますが、将来、窯業サイディングやモルタル外壁を解体して処分すること考えれば、金属サイディングの工事は経済的な材料です。
◆デメリット
〇コストが高い
金属サイディングは窯業系や樹脂系のサイディングと比較して価格が高いです。
大体、リフォーム時では外壁塗装の2.2倍~2.5倍程度かかります。
ただ、モルタル(漆喰左官)やALC、タイルの外壁に比べると価格は安いです。
前回ご紹介した窯業サイディングと比べ、コストは高くなりますがメンテナンス頻度など長期的なことを考えるととても経済的ともいえます。
また、デザイン性にも優れており現在ではとても人気のある材料となっておりますので、外壁リフォームをお考えの方は是非ご検討ください!
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