金属系サイディング

■主材はもちろん金属!

金属系サイディングはその名の通り、表面に鉄やアルミニウムなどの金属板材を使用したサイディングのこと。現代建築にもよく馴染み、金属のモダンでシャープな印象が建物をオシャレに演出してくれます。

価格は金属の主な種類によって前後しますが、アルミニウム、亜鉛、シリコン(ケイ素)から成るガルバリウム鋼板が、安価でサビにも強く、耐候性が高いことで知られます。裏面に断熱材が入っているため、意外にもその断熱性は他の外壁材よりも高ことが特徴です。

 

■金属系サイディングの特徴

○メリット

【1】軽量で、地震の揺れやヒビ割れに強い
【2】防水性が高く凍害に強い
【3】断熱性に優れる
【4】防音性に優れる
【5】シャープなデザインが人気

○デメリット

【1】衝撃に弱く、傷が付きやすい
【2】サビが発生することもある
【3】酸性雨に弱い

軽量である金属系サイディングは自然環境に強い対候性を発揮します。地震の揺れやそれに伴う変形に対応し、雨水をはじき凍害を防ぐ能力は、窯業系サイディングに見られない特徴です。また断熱材が入っており、省エネ効果も期待できます。

しかし「金属」という特徴ゆえのデメリットも考慮しなければなりません。物があたれば凹み、大きな温度変化で歪みが発生する場合もあります。メンテナンスが必要なのは窯業系サイディングと同じ。酸性雨や塩害には弱いため、注意が必要です。

デザインに関しては、窯業系サイディングがあたたかみある雰囲気を演出してくれるのに対し、金属系サイディングはモダンでスマートな雰囲気を演出してくれるため、好みで選ぶとよいでしょう。コストはかかりますが、基本的に厚みのあるサイディングボードの方が、デザイン性は上がります。

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